VCS コマンドのプロパティ
各コマンドには次のプロパティがあります。
- 「Command Name」 - 通常は大文字であり、内部だけで使用され、固有のものであるべきです。
- 「Command Label」 - コンテキストメニューで示すタイトル。
- 「Execute」 - コマンドを実行するための外部プロセス。シェルの呼び出しに必要なテキストも含みます。たとえば、Windows では、
cmd.exe c:\CVS\cvs.exe /s status
のようになります。詳細な例については、変数の下の注釈を参照してください。
- 「Input」 (省略可能) - プロセスの標準入力に提供するデータ。\n 文字と変数を含めることができます。
- 「Timeout」 - Generic Version Control System がユーザーのバージョンコントロールシステムからの応答を待機する時間 (ミリ秒)。この時間を経過すると、利用不可能であると判断し、エラーメッセージを表示します。
- 「Data regexp」 - コマンド発行後にユーザーのバージョンコントロールシステムの標準出力に適用される POSIX 構文の正規表現 ("regex")。 regex に適合するものはすべて「Version Control System Command Output」ウィンドウに表示されます。この場合の例外はコマンドであり、下に説明するように構文解析されます。デフォルトにより、データ regex はユーザーのバージョンコントロールシステムの出力のすべての行に適合します。一部の情報をフィルタ処理する場合は、regex を編集します。
- 「Error regexp」 - コマンドの標準エラー出力に適用される regex。エラー条件の検出機能を向上します。このプロパティを使用すると、コマンドの失敗について、プロセスの終了コードよりも詳細な情報を取得できます。この regex が標準エラー出力に適合すると、Forte for Java はコマンドが失敗したと仮定します。この場合、プロセスのエラーステータスは関係ありません。
- 「Status」、「Locker」、「Attribute」、「Date」 、「Size」、「Filename group」 (LIST および LIST_SUB コマンド専用) - これらのプロパティは、データ regex を参照するグループインデックスであり、どの種類の regex グループに情報が含まれているかを判定します。ユーザーのバージョンコントロールシステムが特定のカテゴリに情報を返さない場合、カテゴリのグループインデックスを -1 に設定します。
オプションでほかのコマンドを定義し、自分のバージョンコントロールシステムに固有の機能をサポートすることもできます。Version Control System コンテキストメニューにコマンドを追加する場合、コマンドプロパティエディタから追加作業を実行できます。
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