サーバー側ファイルを完成させる

RMI モジュールはビジネスロジック以外は完成した実装クラスを生成します。さらに、生成された実装クラスには、//localhost:1099/ で実行する RMI レジストリにクラスのインスタンスを登録するコードが含まれています。自分のサーバーを別のレジストリに登録する場合は、このコードを変更する必要があります。

ビジネスロジックを実装クラスに追加する

リモートインタフェースで宣言したメソッドに対して生成されたメソッド本体を見つけます。メソッドシグニチャに指定した機能を提供するために必要なコードをすべて追加します。

ビジネスロジックが複雑な場合は、リモートインタフェースで宣言しない非公開メソッドに、あるいは追加クラスに、その一部を実装してみてください。

バインド名を指定するコードを変更する

生成された実装クラスはデフォルトでは、実装クラス自身のインスタンスを作成し、そのインスタンスをクラス名でレジストリにバインドします。たとえば、Hello という名前のインタフェースを作成すると、RMI モジュールは HelloImpl という名前の実装クラスを生成します。デフォルトのバインドの動作は以下のコードで定義されます。

HelloImpl obj = new HelloImpl ();
registerToRegistry("HelloImpl", obj, true);

バインド名を変更するには、以下の例のように、最初のパラメータの値を変更します。

HelloImpl obj = new HelloImpl ();
registerToRegistry("HelloServer", obj, true);

RMI レジストリを指定するコードを変更する

デフォルトでは、生成された実装クラスはポート 1099 でローカルマシン上の RMI レジストリを探します。該当するレジストリが見つからない場合は、レジストリを 1 つ作成し、サーバーインスタンスをバインドします。

以下のコードは、上記のデフォルトの動作を表わしています。